トヨタの新型C-HRの購入時に、悩ましいのがグレードとボディカラー(色)選びです。
C-HRグレード・カラーのポイント
- C-HRのグレードは通常グレードの「S」と上級グレードの「G」の2種類と
- 「S」にBi‐BeamLEDヘッドランプなどの装備を加えた“LED Package”が追加された
- ボディカラーは単色が8種類と2トーンカラーが8種類の合計16種類
- 1.2Lターボ車へのFFモデルが追加され最低価格が下がった
自分の希望と値段に見合ったグレード選びができているのか不安になったり、また、ボディーカラーもダークからカラフルまで、C-HRの個性を引き立たせる魅力的なカラーが多いのでチョイスに迷います。

⇒【2021年2月】トヨタC-HR(CHR)の目標値引き最大額は?
この記事の内容
C-HRの人気グレード構成は!?
C-HRを街で見かける機会も多くなり、気になっている人も多いことでしょう。
トヨタの期待の新星、C-HRのベストグレードを本気で選んでみました。
C-HRのグレード構成はシンプル
新型C-HRーの新車価格は、以下の通りです。
<新型C-HRの車両価格>
- S-T(6速) 2WD 2,367,000円
- S-T(CVT)2WD 2,400,000円(4WD 2,598,000円)
- S-T“GR SPORT”(6速)4WD 2,732,000円
- G-T(6速) 2WD 2,632,000円
- G-T(CVT)2WD 2,665,000円(4WD 2,863,000円)
- ハイブリッド S 2WD 2,730,000円
- ハイブリッド G 2WD 2,995,000円
- ハイブリッドS“GR SPORT” 2WD 3,095,000円
駆動方式はハイブリッドがFFのみ、ガソリンエンジンは2WD、4WD+CVTのみでマニュアルミッションはありません。C-HRにはプリウスと同じ1.8Lガソリン+モーターのハイブリッド(システム出力122ps)と欧州市場を意識した1.2Lダウンサイジングターボガソリンエンジン(116ps )の2つのパワーユニットがあり、
パワー | トルク | 燃費 | ||
ハイブリッド (FF) | エンジン | 98ps/5,200rpm | 14.5kgf・m/5,000rpm | 30.2km/L |
モーター | 72ps | 16.6kgf・m | ||
ガソリン (4WD) | 116ps/5,200~5,600rpm | 18.9kgf・m/1,500~4,000rpm | 15.4km/L |
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)」は、全車標準です。
単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせた先進安全装備で、高速域まで作動し歩行者も検知するプリクラッシュセーフティ、先行車との車間距離を保ちながら自動的に車速を制御するレーダークルーズコントロール、車線逸脱を警告するレーンディパーチャーアラート、ロービーム/ハイビームを自動的に切り替えるオートマチックハイビームが装備されます。
レーダークルーズコントロールは渋滞などの停止状態からの再発進も可能なため、パーキングブレーキも電動式です。
その他にも、前席+サイド+カーテンシールドエアバック、プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ、本革巻きステアリング、リアワイパー、6:4分割式リアシート、スマートエントリーや左右独立温度調整式フルオートエアコンは全車標準装備となっています。
装備差によるグレードはエントリーグレードのS(ハイブリッド)とS-T(ガソリン)と、充実装備のG(ハイブリッド)とG-T(ガソリン)の4つのグレードのみとなります。
ガソリン車には7速シーケンシャルシフトマチックが装備され、マニュアル感覚で操作できますがパドルシフトは装着されません。ハイブリッドとガソリンの装備差は、ほとんどありません。
ハイブリッドには専用メーター、システムインジケーター、車両接近通報装置やEVドライブモードスイッチなどハイブリッドに必要な装備が追加されます。
C-HR(CHR)はハイブリッドとガソリンどっちがいいの!?

販売実績は圧倒的にハイブリッドだが
販売実績ではハイブリッドが8割近くを占めており、圧倒的な人気がうかがえます。
パワー的には、ほぼ同等のパワートレーンですが、モーターのトルクが上乗せされるハイブリッドの方が加速感はあります。
ハイブリッドはバッテリーやモーターの分だけ車重が重たいイメージがありますが、C-HRはハイブリッドが1715kg(2WD)、ガソリンが1745kg(4WD)と意外にもハイブリッドの方が軽量です。
新プラットフォームTNGAのボディは剛性が高く、サスペンションはフロントがストラット式、リアは路面追従性能が高いダブルウィッシュボーン式で前後にスタビライザーを装備。
パワーユニットに関係なく、操縦安定性が高く、SUV独特の高い車高を意識させないスポーティーな走りを楽しめます。
ハイブリッドとガソリンの価格差は¥129,600で、ハイブリッドのエコカー減税(Gグレードで約¥124,600)を考慮すると、価格差はほとんど無くなります。
4WD性能が必要であればガソリンエンジン、ランニングコストを抑えたいならハイブリッドで決まりです。
C-HRの基本グレード【GとS】【G-TとS-T】この差は!?
悩ましいのは装備グレードの選択です。グレード別の装備の違いは以下の通りです。
S/S-T | G/G-T | |
タイヤ | 215/60R17 17インチアルミホイール | 225/50R18 18インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装) |
エクステリア | オ-ト格納式ドアミラー (補助確認装置、ヒーター付き) UVカット機能付き フロントドアグリーンガラス | オ-ト格納式ドアミラー (補助確認装置、ヒーター、 足元イルミネーション付き) スーパーUV+赤外線カット機能付きフロントドア グリーンガラスLEDフロントフォグランプ 雨滴感応式オートワイパー |
ドアベルト モールディング | ブラック | メッキ |
ウィンドウ モールディング | ブラック | ピアノブラック |
シート | ファブリック(ブラック) | 上級ファブリック+本革 電動ランバーサポート(運転席) 快適温熱シート(前席) |
インテリア | 防眩インナーミラー(ブラック)、 バニティミラー内蔵サンバイザー | 自動防眩インナーミラー 室内イルミネーション シートバックポケット、 ナノイー、照明付きバニティミラー内蔵サンバイザー |
センターコンソール加飾 | ブラック | ピアノブラック |
パワーウィンドウ スイッチベース加飾 | ブラック | ブラック+ピアノブラック |
インパネ+ドアインナー加飾 | 金属調塗装 | 金属調+ソフト塗装 |
安全運転支援 | ブラインドスポットモニター(BSM) クリアランスソナー |
ハイブリッド、ガソリンともに、グレードの違いによる価格差は¥259,200になります。
エクステリアとインテリアの質感向上はもとより、アルミホイールの大径化とブラインドスポットモニターなどの安全装備が追加されることで妥当な価格差といえます。
ベストグレードはズバリ【ガソリンのG-T】
グレードとしては、圧倒的にGかG-Tをおおススメします。
ブラインドスポットモニター(BSM)の装備が理由のひとつで、SとS-Tグレードではオプションでも装備できません。
C-HRはコンセプトカーばりの先進的なデザインが一番の魅力ですが、その代償として真後ろと後ろ側方のウィンドウが極端に小さく、視界も良くありません。
隣の車線を走る車両を検知しドアミラー内のLEDインジケーターで警告するBSMは、視界の悪いC-HRの安全運転には強い味方になります。

これは安全ブラインドスポットモニター
後退時の死角をレーダーで検知して、注意喚起するリアクロストラフィックアラート(RCTA)もバックカメラとセットでオプション装着できるのはGとG-Tのみです。

リヤクロストラフィックアラート〈RCTA〉
輸入車やレクサスで採用され始めた、流れるようにウィンカーが光るシーケンシャルターンランプも、LEDヘッドランプなどとセットでGとG-Tのみでしか選べません。
LEDヘッドランプはリセールの際の評価も高く、つけておきたいオプションです。SとS-Tに必要なオプションのみを付けて、自分なりのC-HRにすることはできない設定なので、GかG-Tを選んでおいた方が良いでしょう。
販売の中心はハイブリッドのGですが、ここはあえてガソリン車のG-Tをおススメします。
- 停止からの加速力はハイブリッドの方がありますが、速度が上がると頭打ち感があり、エンジン音が低質で騒々しいのはトヨタのハイブリッド共通のネガティブポイントです。
- ガソリン車の出足は劣りますが、速度が乗ってからの加速の伸びは気持ちがよく、ドライ路面でもコーナリング時にも後輪にトルクを配分する4WDシステムを装備しています。
- 正確性のあるステアリングフィールと合わせて、スポーティーな旋回性能ではガソリン車の方が上回ります。
- ランニングコストはハイブリッドにかないませんが、ターボ車ながらも燃費も良くレギュラーガソリン指定ですので、日常使いに躊躇するようなガソリン代にはなりません。
- G-Tの走行フィーリングは、ハイブリッドには無いクルマを走らせる楽しみがあります。
ガソリン代はほんの少し増えますが、C-HRを「見てよし」だけでなく「乗ってよし」で選ぶなら、G-Tをおススメします。
ホンダヴェゼルと比べてどうなのか?

新型ヴェゼル
コンパクトSUVのベストセラーでC-HR最大のライバルは、なんといってもホンダ・ヴェゼルです。
ボディサイズはC-HRの全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mm(ガソリン車は1,565mm)に対し、ヴェゼルは全長4,330mm×全幅1,770mm×全高1,605mmで一回りコンパクトです。C-HRは全幅が3ナンバーですが、全高を抑えたことでタワーパーキングやマンションの立体駐車場にも入ります。
G-T(¥2,775,600)に対応するヴェゼルのグレードは1.5Lガソリン4WDモデルのX・Honda SENSINGとなり、価格は2,381,000円とかなりお得です。
安全装備面では互角、ヴェゼルにはLEDヘッドランプも標準、マイナーチェンジがありましたが、発売後年数が経過しているので値引きも拡大しています。
後席の開放感も含めた快適性や、荷室のユーティリティーもC-HRを上回ります。
デザインは好みの問題もありますが、クーペライクで純粋にカッコイイのはC-HR、ヴェゼルはセンス良く纏めているもののリアに生活感が漂い、売れている車だけにデザインの新鮮さに欠けます。
デザインが気に入って仕方がなければC-HRになりますし、SUVらしく後席やラゲッジの広さや、コストパフォーマンスを重視するのであればヴェゼルを選択した方が良いでしょう。
C-HRの人気ボディーカラーランキング
続いてボディーカラーランキングについて見ていきましょう。
C-HRの人気カラーははたしてどの色でしょうか?それではランキング上位を発表していきます。
※このランキングは、プレス発表や中古車市場での流通量、ディーラーへの調査などをもとに当サイトで独自にランキングしたものです。
C-HRの人気色トップ3

ブラックマイカ
人気NO.1 は僅差でブラック。締まったボディが際立つ黒なら下取りもバッチリです。
バックミラーにブラックマイカのC-HRが映ると少し威圧感があります

メインストリームメタリック
新型C-HRのイメージカラー。少し暗めの色合いなので汚れが目立たない利点があります。
広告でもこのカラーが使われていて、メタルグレーがC-HRの先進的なボディデザインによく似合います。

ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円アップ)
有料オプションカラーであることと、C-HRの斬新なデザインには少し無難すぎるので、3位なのかも知れません。
写真では分かりませんが、パールが入っているので近くで見ると表面のキラキラ感が出ています。
白は時間がたっても劣化しにくい色なので、長く乗る人にはベストなカラーです。

鉄板人気のホワイトパールクリスタルシャイン
白黒グレーのモノトーンカラーはC-HRのみならず、どの車種でも日本では昔から人気色です。
モノトーンカラーは無難な色であるとともに、他の個性的な色よりも将来手放すときの下取りで、値落ちが少ないのが、選択の理由のようです。
C-HRのイケててカッコいいおすすめ色トップ3
モノトーンもいいですが、先進的なデザインがウリのC-HRなので、カラーも少し冒険心があったほうがいいんじゃないですか。
そんなC-HRのおすすめの、イケててカッコいい3色はこちら。

2019年10月に追加された爽やかさが好印象のオレンジ。
街で見かけるとドキッとするくらい、C-HRにピッタリの色です。

こりらもC-HRにぴったりな、ブルーメタリック。斬新で飽きが来ない雰囲気が漂っています

赤が似合うのはカッコいい車の証拠です
残念ながらC-HRの不人気カラー2色
不人気カラーはどの車にもありますが、決して似合わないわけではありません?

C-HRに似合わないわけではない、むしろ斬新なカラーですけど、大都会以外では勇気がいります。

うーん、日本ではあまり見たことない希少カラー
日本国内では見事なまでの不人気カラーの、オキサイドブロンズメタリック。
この手のアースカラーは海外では人気があるんですが…。
追加されたC-HRのツートンカラーの仕上がりは?
追加カラーとして2017年の改良でツートーンカラーが発表されています。
2019年改良でさらに見直しを行い、魅力的なコンビネーションです。
最近のトヨタは2トーンカラーのラインナップが豊富です。
77,000円アップのツートンカラー

ブラック×エモーショナルレッドⅡ
ザ・ツートーンカラーといえばこの黒と赤、ブラック×エモーショナルレッドⅡです。
77,000円アップは痛いですが、広告のイメージカラーなので、写真を見ただけでも欲しくなりそうです。
55,000円アップのツートンカラー

ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン
こちらも定番、ツートーンといえばこの白×黒です。
C-HRの似合具合もいいですね(写真は“GR SPORT”)
33,000円アップのツートンカラーが6パターンも
ブラック×メタルストリームメタリック

ブラック×メタルストリームメタリック
メタルストリームメタリック×ブラックマイカ

メタルストリームメタリック×ブラックマイカ
ブラック×オレンジメタリック

ブラック×オレンジメタリック
ブラック×イエロー

ブラック×イエロー
メタルストリームメタリック×オキサイドブロンズメタリック

メタルストリームメタリック×オキサイドブロンズメタリック
ブラック×ネビュラブルーメタリック

ブラック×ネビュラブルーメタリック
C-HRの人気グレード・ボディーカラーのまとめ
ここまで読んでいただいて、C-HRのグレード・色選びの参考になったでしょうか。
ところで、これからC-HR購入を考えている人が気になるのは、やはりC-HRの値引き情報です。
人気の新型C-HRを少しでも安く購入するにはどうすべきでしょうか?
一般の方は慣れないディーラーの価格交渉で、百戦錬磨のディーラー営業マンに騙されてしまうのが実情です。
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