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ホンダの安全技術Honda SENSINGの評価

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ホンダの安全技術Honda SENSINGの評価

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「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を知るうえでのポイント
  • ついに軽自動車の新型N-BOXでも全車標準装備された
  • 今後新発売するニューモデルに順次、搭載される予定
  • これから購入する新車では安全装備をつけておかないと、将来の下取りで不利
  • 国内ではスバルのアイサイトが先行し、トヨタ、日産、ホンダなど、すべてのメーカーが追いかけている

ここでは技術開発力で定評のある、ホンダの安全技術「Honda SENSING」の実力を徹底解剖します。

Honda SENSINGとは

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Honda SENSINGはミリ波レーダーと単眼カメラで私たちを守ってくれるんだ。

 

先進の安全装備 Honda SENSING

ホンダが追突軽減ブレーキ(CMS)として発売したのが2003年、その後2013年には衝突軽減ブレーキ(CMBS)として中~上級クラスのモデルへ搭載しています。

スバルのアイサイトのヒットもあり先進安全装備のニーズが高まってきたため、CMBSを中心に複数の安全技術をパッケージングした「Honda SENSING」を開発、2015年1月のオデッセイのマイナーチェンジを皮切りに各モデルへ展開しています。

1世代前のCMBSではミリ波レーダーを使用していましたが、Honda SENSINGではミリ波レーダーと単眼カメラの複合タイプとなっています。

各社の安全装置の認識能力

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対象物の認識システムはそれぞれ異なりますが、一般に下に行くほど認識能力が高いと言われています。
単眼カメラ
日産プロパイロット
ミリ波レーダー+単眼カメラ

トヨタセーフティセンス(第2世代)

Honda SENSING

ステレオカメラ
スバルアイサイト
ダイハツ スマートアシストⅢ
レーダーセンサー+ステレオカメラ
メルセデス・ベンツ ディストロニック・プラス

ミリ波レーダー方式は検知距離が長く高速域でも自動ブレーキを実現する事ができ、雨天などの悪天候にも比較的邪魔されることはありません。

カメラ方式は障害物などを映像として検知するので、歩行者や路面の白線なども識別する事ができますが、検知距離が短く、逆光や夜間などの環境により性能が確保しにくくなります。

 

ミリ波レーダー

ミリ波レーダー(N-BOX)

 

お互いの長所を生かし、短所を補うのがミリ波レーダーとカメラの複合方式で、ホンダセンシング以外にトヨタのセーフティセンスPでも採用されています。

単眼カメラ

単眼カメラ(N-BOX)

2つのセンサーが必要となり制御も複雑となるので価格が高くなるのが欠点で、軽自動車のNシリーズなどには、性能は劣りますが安価な赤外線レーザーを使用した「シティブレーキアクティブシステム」を採用しています。

 

Honda SENSINGの強みと弱み

強みは安価であること、ユニークな標識認識機能

衝突軽減ブレーキだけでなく、ステアリングでの衝突回避も含めるなど機能面は豊富です。センサーの情報をもとに、電動パワーステアリングを制御し車線を維持する技術については、将来的には自動運転でも活用されるはずです。

車線維持支援システムとアダプティブ・クルーズ・コントロールは、高速道路での長距離移動で威力を発揮し、ドライバーの疲労軽減にも貢献します。

また面白いのは標識認識機能で、進入禁止や速度制限、一時停止など路上の標識がディスプレイに表示されます。標識の見落としが減らせるだけでなく、ナビの登録情報などが古く、変更された一方通行道路に誤って侵入する危険も防げます。

 

総合的な完成度ではスバルに軍配

一方で弱みとなるのが前方の障害物などの検知のみで、後方、側方についてはシステムがありません。

現状で最高水準ともいえるメルセデスベンツのシステムは、長距離用、短距離用を含めた6つのレーダーとステレオカメラを搭載しクルマの全周囲を検知する安全システムを備えています。

後方からの衝突被害を軽減するリアCPA、車線変更時に後方や側方の危険を警告しサポートするアクティブブラインドスポットアシストや突然の飛び出しにも反応するブレーキアシストなどが標準装備されています。

側方の検知についてはマツダなどがオプションで準備しており、Honda SENSINGでも更なる機能拡張が必要になっています。

また、アダプティブ・クルーズ・コントロールについては、渋滞時などに役立つ0km/hからの制御が上級車種に限られ、ステップワゴンやフリードでは対応していません。

リアクティブフォースペダルなどモデルごとでの装備、非装備の微妙な差があるのも気になるところです。

さらに、JNCAP自動車アセスメントでは、新型のブレーキサポートを搭載した日産セレナ71.0点でトップ、トヨタのセーフティセンスPを搭載する各モデル(レクサス含む)、スバルのアイサイトが67点以上を獲得する中、ホンダフリードは58.4点と若干低い得点になっています。

対車両では問題ないものの、歩行者被害軽減での得点が低かったのが原因ですが、センサーや制御の精度面で熟成と進化が必要な結果となっています。

JNCAP予防安全性能アセスメント

 

Honda SENSINGの機能

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Honda SENSINGは衝突被害軽減ブレーキを中心として、8つの安全技術を統合したパッケージです。その8つの安全機能を見ていきましょう!

①衝突軽減ブレーキ(CMBS)

衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉

時速5km/h~80km/hで、速度差が5km/h以上ある前走車両や歩行者、対向車を検知します。衝突の恐れがある場合は、警報とディスプレイ表示で注意喚起し、さらに接近が続くと軽くブレーキがかかり体感的に警告を行います。

緊急時は完全停止まで行う強いブレーキが作動して、衝突を回避します。

ジェイドやヴェゼルではアクセルペダルの振動による警報を行う「リアクティブフォースペダル」、レジェンドではシートベルトの強い引き込みで被害軽減を図る「E-プリテンショナー」も連動しています。

②歩行者事故軽減ステアリング

歩行者事故軽減ステアリング

時速10km/h~40km/hで歩行者を検知し、車線逸脱によって歩行者との衝突が予測された場合、警報とディスプレイ表示で注意喚起し、ステアリングを回避方向へ制御することでドライバーの回避支援操作を促します。(ジェイド、ステップワゴンには未装備)

③アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉

先行車両との車間と速度差を検知し、追従するようにアクセルとブレーキを制御し、自動的に速度調整するシステム。

約30km/h~100km/hで設定が可能です。(レジェンド、アコードは0km/h~100km/h)

④車線維持支援システム(LKAS)

LKAS〈車線維持支援システム〉

 

単眼カメラで車線を認識し、高速道路などでは車線中央を維持するようにステアリング操作を支援し、車線逸脱しそうになった場合は警報とディスプレイ表示、ステアリングの振動で警告を行います。

⑤路外逸脱抑制機能

路外逸脱抑制機能

単眼カメラで車線を検知し、道路外へ逸脱しそうな場合には警報とディスプレイ表示、ステアリングの振動で注意喚起し、さらにステアリング制御により車線内へ戻します。

逸脱量が大きい場合はブレーキ制御も行われます。

⑥誤発進抑制機能

誤発進抑制機能

ミリ波レーダーで近距離の前走車などの障害物を検知し、停車時や約10km/h以下で走行中、急にアクセルペダルを踏みこんだ場合の急加速を抑制します。あわせて警報とディスプレイ表示で注意喚起します。

⑦先行車発進お知らせ機能

先行車発進お知らせ機能

信号待ちや渋滞時など、先行車が発進しても気づかず停止し続けた場合、警報とディスプレイ表示で知らせます。

⑧標識認識機能

標識認識機能

単眼カメラで、前方の道路標識を認識しディスプレイ表示し注意喚起します。

 

ホンダの安全技術Honda SENSINGの評価まとめ

国産車初のエアバックは、1987年発売のレジェンドにオプション設定され、1992年のドマーニでは全車標準装備とするなどホンダは伝統的に安全技術に熱心なメーカーです。

ミリ波レーダーを採用した車間維持システムの採用も早かったのですが、衝突回避ブレーキではスバルなど他社の先行を許してしまっています。

性能の低い赤外線レーザー方式を採用した時期もありましたが、Honda SENSINGで性能や機能の面で他社に追いつき、及第点のレベルに達しています。

価格もフリードで実質7万円程度と低く、軽自動車のNシリーズなど小型車への展開も期待できます。

勝負と技術にこだわるホンダだけに、Honda SENSINGに磨きをかけ、安全装備面でもトップの性能と全車標準装備へのこだわりを見せてほしいものです。

-ホンダ

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