スズキの人気車種であった先代(3代目)ジムニーは1998年に販売されてから20年以上たちました。
そして2018年の5月に20年ぶりにフルモデルチェンジされた4代目ジムニーはもうチェックしましたか??
気になる4代目(JB64W)新型ジムニーについて調べると、次の点が判明しました。
新型ジムニーのポイント
- ジムニーのエクステリアはパーツを組み合わせ自分のオリジナルを作ることができる
- インテリアにはオートエアコンが装着されるなど質感向上している
- 新型車らしくデュアルセンサーブレーキサポートなど安全装備が充実している
- ジムニーは4WD専用車なので2WDは選択できない

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この記事の内容
4代目新型スズキジムニーの特徴
1970年にジムニーが販売されてから2019年で49年が経ち、これまでのモデルチェンジの中でも細かい改良を重ねながら存続してきました。
国内の軽自動車では車内空間の広いハイトールワゴンが人気を集める中、スズキ4代目ジムニーの新型を販売しました。
ジムニーは軽自動車の中古車人気ランキングでも常に上位に位置しており、都道府県別の人気ランキングをみると、冬に積雪・凍結がみられる地域の方からはとくに人気が高いです。
4代目となる新型ジムニーはこれまでのジムニーと同じように、はしご状フレームに車体を載せるラダーフレーム構造を採用しています。

ジムニーの伝統を受け継ぐラダーフレーム
ボディの強度と耐久性に視点をおき、これまでの悪路走破性の高さを向上させながら最新装備を取り入れたのが4代目ジムニーです。
小型の本格的なクロカンとしてジムニーは高い人気を維持しており、同じような形のSUVの人気が高まっていますが、それに負けないポジションに位置しています。
4代目ジムニーのスペック
まず4代目ジムニーの主要諸元の詳細が発表されましたのでみていきましょう。
4代目ジムニーは当然ですが4WD専用モデルで、ターボエンジンのみの販売となります。
<ジムニー:4WD:4人乗り:4AT>
グレード | 全長 (mm) | 全幅 (mm) | 全高 (mm) | 平均燃費 (km/L) | 車両重量 (kg) | 車両本体価格 (税抜) |
XC | 3,395 | 1,475 | 1,725 | 13.2 | 1,040 | 1,841,400円 |
XL | 1,679,400円 | |||||
XG | 1,555,200円 |
<ジムニー:4WD:4人乗り:5MT>
グレード | 全長 (mm) | 全幅 (mm) | 全高 (mm) | 平均燃費 (km/L) | 車両重量 (kg) | 車両本体価格 (税抜) |
XC | 3,395 | 1,475 | 1,725 | 16.2 | 1,030 | 1,744,200円 |
XL | 1,582,200円 | |||||
XG | 1,458,000円 |
すべてのグレードで、直列3気筒エンジン・無鉛レギュラーガソリンを使用します。
全長・全幅・全高はすべてのグレードで統一されています。
平均燃費は4AT車より5MT車のほうが3km/L伸びていることが分かります。
AT車は4速までしか変速できないのに対して、MT車は5速まで変速できますので、その分燃費が伸びるのです。
車両重量は5MT車より4AT車のほうが10kg重くなっていますが、いずれにしてジムニーは軽自動車ですので、自動車重量税は2年で6,600円(1年で3,300円)となります。
新型4代目ジムニーの主要装備
エクステリア
4代目ジムニーを初めてみたとき、これまでのジムニーより大きく感じるため存在感が強い印象を受けました。
車高そのものはこれまでのジムニーと同じなのですが、リフトアップされている印象から大きくみえるのでしょう。
そのためか、全グレードに統一してサイドミラーには、車のドア下付近まで確認することができる小さな拡張ミラーがついています。
フロントとリアのバンパーがボディカラーに関係なく黒に統一されているのも特徴です。
車の下にはアルミ製のオイルパンがついていることが確認できます。
一般にオイルパンは鉄製のものが使われているのですが、それは強度が強いという理由があります。
3代目ジムニーでは四角いヘッドライトでしたが、4代目ジムニーはハスラーと同じ丸目のヘッドライトが採用されています。
ボディも角ばったデザインで、ボディカラーは白または黒のツートンカラーを採用しています。
インテリア
インテリアはレトロ感のあるデザインを保ちながら、インパネ周りは大型マルチインフォメーションディスプレイを中心とした構造になっています。
またオートエアコンが採用されるなど、新しい装備が搭載されています。
インテリアは黒系のカラーで統一されており、シンプルな感じが落ち着いた雰囲気をつくりあげています。
シートは厚みがあり、ゆったりと座ることができる印象で、足元もせまいイメージはありません。
居住空間が広い分、せまく感じるのはラゲッジスペース。リアシートを倒すことで荷物が積める量を増やすことはできますが、ジムニーはあくまでも軽自動車ですので、居住空間を優先するとラゲッジスペースはせまくなってしまいます。
何よりも最新感をもたせたのはメーターパネルです。
メーターパネルの中央部には液晶パネルで航続可能距離、外気温、時計などがデジタルで表示されるようになっています。
2WDと4WDの切り替えはシフトノブのすぐ近くにの駆動を切り替えるレバーですぐに切り替えることが可能です。
新型ジムニーに乗ってみる
4代目ジムニーはキーレス仕様になっており、エンジンはプッシュスタート式でかけます。
アンドリングの音は静かでストレスを感じさせません。
走りだしのアクセルも軽く、MT車でもクラッチがきれいに入りながら走行できます。
アスファルトのデコボコ部分でも安定な走行ができています。
気になるのが高速道路での走行です。
これまでのジムニーは高速道路での走行時に、時速100kmを超えるあたりからハンドルがガタガタと振動が伝わってきていましたが、4代目ジムニーについてはその振動は確認できませんでした。
これまでのジムニーの改善点を修正したところが試乗からでもうかがうことができますよ。
できることなら冬の雪道や凍結した道での試乗も行なってみたいところですね。
雪国の方からもジムニーは人気ですので、ジムニーの力は間違いないでしょう。
安全装備
スズキは「基本安全」「予防安全」「衝突安全」を3本柱として、走行中の安全を確保できるよう努めています。
1つめの基本安全は、運転のしやすさと安心して乗ることができることを目的として、死角になりやすいピラーの位置やドアミラーの位置に配慮して車が製造されています。
また運転のしやすさを確保するために、疲労感が軽減される運転姿勢が実現できるようシートの設計が工夫されています。
2つめの予防安全は、以下のSUZUKI Safety Supportです。
機能 | 内容 |
標識認識機能 | 走行中に単眼カメラがキャッチし、ドライバーに警告を促す |
車線逸脱警報機能 | 60~100km/hで走行しているとき車線のはみ出しをキャッチし、ドライバーに警告を促す |
ふらつき警報機能 | 60~100km/hで走行しているとき車がふらついて走行しているのをキャッチし、ドライバーに警告を促す |
先行車発進お知らせ機能 | シフトがDレンジなど前方へ進むレンジに入っているときに停車している場合、前の車が5m以上離れたのをキャッチしたときドライバーに注意を促す |
ハイビームアシスト | 30km/h以上で走行しているときにヘッドライトがAUTOまたはハイビームになっている場合は自動的にロービームにきりかえる |
デュアルセンサー ブレーキサポート | 単眼カメラとレーザーレーダーで車・自転車・歩行者をキャッチし、自動ブレーキにより衝突をさせたり被害を軽くする |
誤発進抑制機能 | シフトがDレンジなど前方へ進むレンジに入っている停車中・徐行中に前方4m以内の障害物をキャッチし、操作ミスでアクセルペダルを強く踏むと速度を抑制する |
これらのSUZUKI Safety Support は、基本的にXC・SUZUKI Safety Support装着車の機能になります。
すべてのグレードに装着されているわけではありませんが、ついていると安心する機能ばかりですね。
デュアルセンサーブレーキサポートを搭載したことから、単眼カメラ+レーザーレーダーの強みを活かして以下のような機能で危険を回避できるようになりました。
新型ジムニーの車両価格は適正か?
グレード | 駆動方式・ミッション | 価 格 |
XG | 4WD 5MT | 1,458,000円 |
4WD 4AT | 1,555,200円 | |
XL | 4WD 5MT | 1,582,200円 |
4WD 4AT | 1,679,400円 | |
XC | 4WD 5MT | 1,744,200円 |
4WD 4AT | 1,841,400円 |
4代目ジムニーの車両価格は旧型よりちょっと上がって145〜184万円となっています。
ジムニーは4WD専用車なので、通常の軽自動車と比べるべきではありません。
新型車では必須項目のスズキセーフティサポートなどの安全装備(XCに標準装備、XG、XLに42120円アップで装備)も加わっていると考えれば、値上げも納得できる価格に見合った車です。
心地よく乗るための快適装備
ジムニーはオンロードはもちろんのこと、オフロードや雪道などを走ることを想定しています。
4代目ジムニーはクッション性能が向上したため、オフロードはもちろんのこと長時間走行であっても疲れを感じにくい構造になっています。
またシートへのこだわりも強く、XC・XLには撥水ファブリックの素材が使われているため、雨が降っているときや雪がシートに付着したとしても、しっかりと撥水してくれるため車内に嫌な臭いが残りません。
インテリアのときには、4代目ジムニーは居住空間が広くなったとお伝えしましたが、XC・XLのリアシートは12段階でのリクライニングが可能ですので、長時間でもゆったり過ごすことができます。
軽自動車にはあまり装着されていなかったハンドル位置の上下調整機能(チルトステアリング)も、4代目ジムニーには装着されており、35mmの幅で調整することが可能です。
これまでJB23型3代目ジムニーにお乗りの方へ
3代目ジムニーを長年お乗りの方が4代目ジムニーに買い替えられる場合、3代目ジムニーに装着していたパーツを4代目ジムニーにつけたいという方もおられるでしょう。
パーツによっては移植が可能なものがあります。
例えば3代目ジムニーにつけていたカーナビは、そのまま4代目ジムニーに取り付けることが可能です。
また3代目ジムニーのスタッドレスタイヤ専用ホイールを所有している方がおられると思いますが、3代目ジムニーに履かせていたホイール・タイヤは4代目ジムニーにそのまま履かせることができます。
その他、ドライブレコーダー、ETC、レーダーなど、電装系のパーツはそのまま移植することができますので、移し替えたいものは移してしまいましょう。
ただ4代目ジムニーは新設計になっていますので、多くのパーツは移植できないと思ってくださいね。
とくに心配されるのが4代目ジムニーがインチアップや改造を行なったときにSUZUKI Safety Supportに装着されている自動ブレーキなどは、単眼カメラの高さが変わる可能性が高いことから、不具合が出てしまう可能性があります。
4代目ジムニー 人気復活の兆しがある理由とは??
4代目ジムニーは3代目ジムニーをさらに改良を加えた「進化版ジムニー」です。
これまでのジムニーが人気車種であったように、4代目ジムニーも人気が高騰するでしょう。
4代目ジムニーにはXC・XL・XGの3グレードがあり、XCが最上級グレードとなります。
XCはスズキセーフティサポートが標準装備されているだけでなく、撥水ファブリック素材を使用したシートが採用されています。
試乗する場合はどのグレードが用意されているかをディーラーに確認する必要はありますね。
新型ジムニーは納期が最大6ヶ月待ちとなる場合もあります。それほどジムニーは人気の車なのです。特に積雪・凍結の多い地域ではジムニーの人気は非常に高くなっています。
ジムニーは軽自動車ですので、維持費が安いために人気が高いのはもちろんですが、何よりも4WDの性能が強いことからそれらの地域での人気が高くなっているのです。
オフロードのようなデコボコ道や、わだちのある雪道を走ることを想定しているため、シートのクッション性を向上させたのが4代目ジムニーです。
クッション性が向上したことで長時間のドライビングも苦痛ではなくなりますし、ドライバーにとっても身体への負担も軽減されました。
スズキセーフティサポートが搭載されているジムニーは、より安全にドライブを楽しむことができます。
新型ジムニーの評価口コミを辛口チェック!まとめ
3代目のジムニーと比較すると4代目ジムニーはエクステリア、インテリアはもちろんのこと、安全装備についても質が向上していますので、やはり4代目のジムニーも十分期待できますね。
今回の記事を参考に、新型ジムニーについて知っていただき、その車の良さの理解を深めていただければと思います。
新型ジムニーの商談に行く前に…
これからジムニーの購入を考えている人が気になるのは、やはりジムニーの最新値引き情報です。
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