新型UXはレクサスの中で一番小さなSUV車ですが、コンパクトで運転しやすいこともあり人気を集めることは必至です。
新型UXについて調べると、次の3つのことが分かりました。
レクサスUXのポイント
- 人気が高いレクサスSUVシリーズ第4弾が最もコンパクトなこのUX
- UX200のベースグレードは400万円を切る価格
- トヨタの人気SUV車であるC-HRをベースに最新プラットフォームのTNGAを採用
- 新しく開発された2.0Lガソリン、2.0Lハイブリッドの2つのパワートレインを採用
- 最新安全システムのLexus Safety System +Aを装備
- UXが競合するクラスは、メルセデスGLAやアウディQ2など強敵揃い

こちらも人気記事
この記事の内容
レクサスUXの評価・口コミを辛口チェック
新型レクサスUXが2018年3月に開かれたジュネーブモーターショーで正式に発表され、日本国内では2018年の12月に発売を開始しました。
レクサスはこれまでにRX・NXなどのSUV車を販売してきましたが、それらのSUV車よりもさらにコンパクトになった新型UXを発売します。
コンパクトになったといえども販売するのはレクサスですので、高級感や上質感には十分期待できる1台でしょう。
また「運転は苦手だけどSUV車に乗りたい!」という方の声にも、十分に応えられることは間違いありません。
新型UXは現行型のトヨタC-HRをベースとしており、C-HRはトヨタのコンパクトSUV車として2017年にSUVの中でもトップの販売記録を出しました。
C-HRにも採用されているトヨタ最新のプラットフォームであるTNGAをベースに、新開発されたパワートレインや安全装備を搭載しています。
では具体的に新型UXがどのような車なのかをみていきましょう。
レクサスUXの価格

新型UXの新車車両本体価格はお得か?
レクサスUXの車両本体価格は、直噴ガソリンのUX200では、ベースグレードが390万円、上級グレードのバージョンCが414万円。
UX200スポーツ仕様のF SPORTが443万円、最上級グレード バージョンLが474万円で、FFモデルのみのラインナップです。
ハイブリッドのUX250hでは、ベースグレードが425万円でバージョンCが449万円、F SPORTが478万円、バージョンLが509万円です。
UX250hには、リアにモーターを搭載した電気式四輪駆動、E-Fourが装備された4WDモデルがラインナップされ、全グレードで26万円プラスとなります。
UX200 390万円
UX200 versionC 414万円
UX200 F sport 443万円
UX200 versionL 474万円
レクサス新型UX価格 ハイブリッド車
UX250h 425万円
UX250h versionC 449万円
UX250h F sport 478万円
UX250h versionL 509万円
※ハイブリッド車のAWDは26万円アップ
新型レクサスUXのライバル・対抗車種は??
コンパクトSUVといってもレクサスの高級ブランドですので、対抗車はアウディQ2、BMW X2、メルセデスベンツ GLAなどの外国車SUVの購入を考えている方が新型UXを視野に入れると思われます。
対抗車種に競り勝つためにはエクステリア、インテリアのデザインをもちろんのこと、安全性能や快適機能を重視するユーザーが増えています。
レクサスUX(全長4,495mm・全幅1,840mm・全高1520~1540mm)のライバルとなるのは、メルセデスベンツ、BMW、アウディのドイツ御三家が販売する、CセグメントSUVです。
メルセデスベンツGLA(4,430x1,805x1505)
メルセデスベンツGLAは、AクラスをベースにしたSUVです。
レクサスUXよりもやや小さいサイズの、GLAの車体は、街乗りで取り回しがしやすいのが魅力で、女性ユーザーに人気があります。
エンジンは1.6Lと2.0Lの直噴ターボで、FFのGLA180と4WDのGLA220 4MATICをラインナップ。
ハイパフォーマンス版として、381psのチューンナップ仕様2.0Lターボエンジンを積んだ、メルセデス-AMG GLA450 4MATICも用意されます。
価格は、GLA180が406万円、GLA220 4MATICが458万円、メルセデス-AMG GLA450 4MATICが808万円です。
全長4,495mm・全幅1,840mm・全高1520~1540mm
BMW X2(4,375x1,825x1,535)
BMW X2は、レクサスUXよりもやや小さなボディを持つ、コンパクトSUVです。
X2は、FRの2シリーズクーペではなく、FFの小型ミニバン、2シリーズアクティブツアラーがベースの車。
エンジンは1.5L直噴3気筒ターボと、2.0L直噴4気筒ターボの二種類で、1.5LのX2 s drive18iがFF、2.0LのX2x drive20iは4WDとなっています。
価格は、X2 s drive18iが436万円、X2 s drive18i Mスポーツxが481万円。
X2x drive20iが474万円、X2x drive20i Mスポーツxが、515万円です。
アウディQ2(4,200x1,795x1,500)
アウディQ2は、A3をベースにA1のエンジンを搭載した、コンパクトSUVです。
レクサスUXよりも小さい、全長4,200mm、全幅1,795mmの車体を持つQ2は、アウディ史上もっとも小さなSUVモデル。
エンジンは、3気筒と4気筒の二種類の直噴ターボがあり、すべてFFで、4WDの設定がない都会派SUVです。
価格は、Q2 30TSFIが299万円、Q2 30TSFIスポーツが370万円、Q2 35TSFIシリンダーオンデマンドスポーツが411万円です。
レクサスUXのパワーユニットは2種類
レクサスUXに搭載されるパワーユニットは、2.0L直列4気筒 直噴DOHCと、2.0L直列4気筒 直噴DOHCハイブリッドの2種類があります。
UXでは、どちらのエンジンも直噴とポート噴射を組み合わせた燃料供給システム、D-4Sを搭載しています。
スペックは以下のとおりです。
2.0L直列4気筒 直噴DOHC | 2.5L直列4気筒 直噴DOHC ハイブリッド | ||
ボディサイズ | 全長4,495mm・全幅1,840mm・全高1520~1540mm | ||
総排気量 | 1,986cc | ||
燃料供給方式 | 筒内直噴+ポート噴射(D-4S) | ||
最高出力 | 174ps/6600rpm | 146ps/6000rpm | |
最大トルク | 21.3kgm/4000~ 5200rpm | 19.2kgm/4400rpm | |
モーター形式 | 3NM | ||
モーター最高出力 | 109ps | ||
モーター最大トルク | 20.6kgm | ||
リアモーター 最高出力 | 7ps(E-Four) | ||
リアモーター 最大トルク | 5.6kgm(E-Four) | ||
燃費 | 17.2m/L | 27.0km/L (4WDは25.2km/L) | |
使用ガソリン | 無鉛プレミアム (ハイオク) | レギュラー |
2.0L直列4気筒 直噴DOHC
UX200の2.0L 直4 DOHCは、高速燃焼による熱効率の向上を目指した新しいエンジンです。
UXに搭載されるM20AFKS型は、最大熱効率約40%という高性能により、パワフルな走りと低燃費、優れた環境性能を実現しています。
TNGA思想に基づきUXが採用する、コンパクトなGA-Cプラットフォームに搭載するために、徹底して小型軽量化。
レクサスのSUVにふさわしい、高回転まで気持ちよく回るパワーフィーリングと、すばらしいエンジンサウンドといった、プレミアムな魅力を持つパワーユニットです。
2.0L直列4気筒 直噴DOHCスペック
最高出力128KW(174ps)6600rpm
最大トルク209N・m(21.3kgm)/1650~4000rpm
2.0L直列4気筒 直噴DOHCハイブリッド
UX250hのM20AFXS型エンジンに、3NM型モーターを組み合わせたパワーユニットは、新たにハイブリッドユニットの設計を最適化し、小型軽量化と高効率化を行っています。
UX250hの伸びやかな加速性能と、優れた燃費性能を両立させた新しいハイブリッドは、ドライバーの意のままの走りを実現しながら、経済性にも優れたパワーユニットです。
2.5L直列4気筒 直噴DOHCハイブリッド スペック
最高出力107kW(146PS)/6000rpm
最大トルク188N・m(19.2kgm)/4400rpm
モーター最高出力80kW(109PS)
モーター最大トルク202N・m(20.6kgm)
レクサスUXの走り
レクサスUXの試乗インプレッションによると、日常的な走りがとても気持ち良いというのが、第一印象です。
UXの良いところは、走る曲がる止まるという運転時の基本的な操作が、自然になめらかに行えることです。
UXなら、SUVが初めてという女性にも、違和感なく運転することができます。
UX200の自然吸気ガソリンエンジンは、低速からとてもトルクフルで、ターボエンジンにも負けないパワフルさです。
組み合わされるCVTトランスミッションが、エンジンの性能をしっかりと引き出し、あらゆる速度域で気持ちの良い加速感が味わえます。
UX250hのハイブリッドパワーユニットは、電気モーターによる力強い走りが魅力。
UXの新しいハイブリッドは、アクセルの動きに対して、まったく違和感がないのが最大の特徴です。
UX250hなら、街乗りでも車がギクシャクすることがなく、アクセルの踏み方に神経を使いません。
ユーザーにやさしく、女性が安心して気持ちよくドライブできる車が、新しいレクサスUXのセールスポイントです。
レクサスUXの予防安全装備
新型UXには「LEXUS SAFETY SYSTEM +A」という予防安全システムが搭載されています。
プリクラッシュセーフティ
車両や歩行者との衝突を回避するシステムです。
進路上の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、警報ブザー、プリクラッシュブレーキアシスト、自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)で衝突回避または被害軽減を支援してくれます。
レーントレーシングアシスト
車線をトレースして運転を支援してくれるシステムです。
車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作の支援を行ってくれます。
レーダークルーズコントロール
発進・追従・離脱加速の際は乗員の安心感を確保しながらスムーズに加速し、追従減速の際は減速度の急変を抑えた滑らかな減速感を実現
ロードサインアシスト
前方のカメラで認識した交通標識を、大型カラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイに表示。交通標識の見落としを減らし、安全運転を促す
フロントクロストラフィックアラート
交差点に進入する際など前方左右から接近する車両を検知すると、大型カラーヘッドアップディスプレイで車両が近づいてくる方向をアニメーションで表示しドライバーが気づきやすい注意喚起を行なう
レーンチェンジアシスト
高速道路や自動車専用道路を走行中、車線維持支援機能が作動中にレーンチェンジのための操舵、加減速、車線変更先車両監視の支援
ブラインドスポットモニター
走行中ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車に加えて隣接する車線の最大約60m後方までモニターし急接近してくる車も検知
デジタルインナーミラー
車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する
レクサスUXのエクステリア・外観
新型UXのボディは縦方向に厚みを感じることができるため、どっしりとしていて安心感がもてるデザインとなっています。
TNGA-Cプラットフォームを採用しているため、低重心化を図りつつタイヤ・ホイールの大口径化を図ることで、快適に走行する中でも安定性を感じさせるプロモーションに。
2018年に入ってからもさまざまな車種に採用されているLEDヘッドライトは3眼式で、ヘッドライトの上にはアローヘッド型のクリアランスランプが施されてスタイリッシュさを演出。
レクサスのSUVの中でも、もっとも都会的なUXの外観は、おしゃれにこだわる女性が、スマートに乗りこなすのにぴったりです。
ただし、最近のレクサスに導入されている流れるウィンカーは採用されていないので注意してください。
フロントマスクにはブロックメッシュ型のスピンドルグリルが採用されており、角度により新型UXの表情が変わってみえるのです。
リアのコンビネーションランプは両端を立体的な構造にすることで、独創性・機能美をうかがわせます。
ハイブリッド車の新型UX250hにはレクサス伝統のF SPORTモデルが設定されています。
F SPORTではグリルメッシュとサイドグリルを新しくFメッシュパターンに変更し、フロント・リアバンパーの下には漆黒のメッキが装着。
さらにF SPORT専用のアルミホイールとの組み合わせで、下部がダークトーンになっています。
レクサスの高級感を存分に演出していることが新型UXをみていただければお分かりいただけるでしょう。
新型UXのボディサイズは以下のようになっています。
レクサスUXの諸元 | |||
全長 | 4,495mm | 全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,520mm | ホイールベース | 2,640mm |
車両重量 | 1,500kg~ | 乗車定員 | 5名 |
ベースとなっている2018年現行のC-HRは、全長4,360mm×全幅1,795mm、全高1,550~1,565mmですので、全長・全幅ともに拡大されていますが、全高は低くなっていることが分かります。
それに対して現行NXは、全長4,640mm×全幅1,845mm×全高1,645mmとなっており、やはり現行NXのほうが一回り大きいサイズになっていますね。
レクサスUXのインテリア・内装
新型UXは視覚的に開放されたインテリアデザインで、落ち着いたドライビングをさせてくれます。
ドライビングポジションは低めに設定されており、コックピット周りもシンプルな構造に。
アナログ時計が設置されたインストルメントパネルはダッシュボードとの一体感があります。
フロントシートは「刺し子」といわれる伝統的な刺繍技法が採用されているため上質感を演出しているほか、ベンチレーション機能をもつパーフォレーションも採用。
リアシートやラゲッジスペースはコンパクトSUV車でありながらも容量が大きくとられているところが嬉しいですね。
新型UX 250hのF SPORTは赤いシートが特徴で、ステアリング、メーターなどは専用のものが施されておりスポーティさが強く押し出されています。
UXの豊富なインテリアカラー
UXの魅力は、非常に豊富なインテリアカラーです。
インテリアカラー | |
ベースグレード バージョンC | シャトー(ベースグレードのみ設定) ホワイトアッシュ ブラック オーカー コバルト |
バージョンL | リッチクリーム ホワイトアッシュ ブラック オーカー |
F SPORT | Fスポーツ専用ホワイト Fスポーツ専用フレアレッド |
Fスポーツでは、各色で本革と、合成皮革のL-texのどちらかを選択可能です。
レクサスUXのグレード
レクサスUXのグレード構成は、ガソリン、ハイブリッドともに4種類のラインナップがあります。
レクサスNX | |
モデル | グレード |
UX200
UX250h | スタンダード バージョンC F SPORT バージョンL |
レクサスUXのボディーカラーは、全部で13色のバリエーションがあります。
そのうち、ソニッククオーツとアンバークリスタルシャインは、ベースモデルとバージョンC、バージョンLのみの設定でF SPORTでは選択できません。
有償色は、ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング。
ヒートブルーコントラストレイヤリングは、F SPORTのみの有償オプションです。
こちらも人気記事
新型レクサスUXのおすすめ人気カラー色ランキングTOP13!
カラー | |
全グレードに設定 | ブラック マーキュリーグレーマイカプラチナムシルバーメタリックソニックチタニウム グラファイトブラックガラスフレークレッドマイカクリスタルシャイン マダーレッド ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング テレーンカーキマイカメタリックセレスティアルブルーガラスフレーク |
ベースグレード バージョンC 設定 | ソニッククオーツ アンバークリスタルシャイン |
F SPORT専用 有償色 | ヒートブルーコントラストレイヤリング |
ではインテリアカラーにはどのような設定があるのでしょうか??
<ファブリック>
●ブラック | ●サンドストーン |
●ホワイトアッシュ | ●Fブラック(Fスポーツ) |
●コバルト | ●フレアレッド(Fスポーツ) |
●オークル |
<本革>
●ブラック | ●リッチクリーム |
●ホワイトアッシュ | ●Fブラック(Fスポーツ) |
●コバルト | ●Fホワイト(Fスポーツ) |
●オークル | ●フレアレッド(Fスポーツ) |
インテリアカラーもかなり充実していますね。
燃費性能
レクサスUXの燃費性能は以下のようになります。
レクサス | UX200 | UX250h | ||
駆動方式 | FF | FF | 4WD | |
カタログ燃費 (WLTCモード) | 燃料消費率 | 16.4km/L | 22.8km/L | 21.6km/L |
市街地モード | 12.8km/L | 22.0km/L | 21.1km/L | |
郊外モード | 16.4km/L | 23.4km/L | 21.7km/L | |
高速道路モード | 18.7km/L | 22.7km/L | 21.7km/L | |
JC08モード | 17.2km/L | 27.0km/L | 25.2km/L | |
実燃費 | 13km/L | 18.5km/L |
レクサスUXの燃費は、UX200がWLTCモードカタログ値で16.4km/L・実燃費が13km/L、ハイブリッドのUX250hが、カタログ値22.8km/L・実燃費18.5km/Lとなっています。
UXの燃費達成率は、UX200が75.6%、UX250hが18.5%と、UX250hの方が悪く、走行状況によって大きく変わるハイブリッドの特徴を表しています。
UXの走行状況別の燃費では、UX200が市街地モードで12.8km/L、郊外モードで16.4km/L、高速道路モードで17.2km/L。
UX250hのハイブリッドでは、市街地モードで22.0km/L、郊外モードで23.4km/L、高速道路モードで22.7km/Lです。
UX250hが、郊外よりも高速道路の方が燃費が落ちているところも、高速燃費が得意ではない、ハイブリッドの弱点が現れています。
新型レクサスUXの評価・評判を辛口チェック!まとめ
新型UXはコンパクトSUVですので、運転が苦手な方でも乗りこなせることができる1台です。
エンジンも新開発され最新の安全装備が搭載されながらも、車両本体価格が400万円弱から購入することができますので、これまでレクサスに乗りたいと思っていた方も、いよいよそのチャンスが訪れたといえるでしょう。
燃費性能はベース車となったトヨタC-HRほどではありませんが、ハイブリッド車で26.0km/Lまで伸びますので、SUV車の中でも燃費性能は悪くないといえます。
新型UXを検討される方はこれまでにたくさんの対抗車種をご覧になったと思いますが、ライバル車種と比較するほど新型UXの特徴が見いだせますよ。
レクサスUXの商談に行く前に…
人気の新型レクサスUXを少しでも安く購入するにはどうすべきでしょうか?
一般の方はディーラーの価格交渉で、百戦錬磨のディーラー営業マンに騙されてしまうのが実情です。
そこで、どうやって目標値引きを引き出すのか、値引きテクニックを教えます!
値引きテクニック