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コンパクトミニバン5番勝負 シエンタvsホンダ フリード

シエンタ フリード

コンパクトミニバン5番勝負 シエンタvsホンダ フリード

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コンパクトミニバンを購入するのであれば、比較せざるを得ないシエンタとフリード、はたしてどちらが”買い”なのか、5番勝負で対決させてみます。

5番勝負で対決!

  • シエンタVSフリード 走行性能で対決したら
  • シエンタVSフリード 燃費で勝負する
  • シエンタVSフリード 値段(コストパフォーマンス)で対決
  • シエンタVSフリード 販売台数(人気)で対決
  • シエンタVSフリード デザイン(カッコいいの)はどっちだ

 

トヨタシエンタの限界値引き徹底調査情報≫

⇒【2019年3月】ホンダフリードの限界値引き最大額は?

 

国内ではミニバンでもダウンサイジングが進み、全長4.0m程度のコンパクトボディながら3列シート7人乗りのコンパクトミニバンが人気です。

このクラスでは2019年3月にマイナーチェンジした2代目トヨタ・シエンタと、2016年9月に2代目となったホンダ・フリードが直接のライバルとして激しい販売合戦を繰り広げています。

普段使いでも運転にストレスを感じない使いやすい大きさながら、いざとなれば7人が乗れる実用性など、両車とも同じコンセプトで作られています。

 

その1 走行性能対決

シエンタはアクア、フリードはフィットと、走りに定評のあるコンパクトカーをベースに開発されています。

ボディサイズは

  • シエンタが全長4,235mm×全幅1,695mm×全高1,675mm
  • フリードは全長4,215mm×全幅1,695mm×全高1,715mm

とほぼ同じサイズです。

フリード

5ナンバーに収めるため全幅は同一ですが、室内空間を拡大するため普通車よりも300~400mm上げられた全高は重心が高く、走行安定性の確保が難しいボディ形状です。

サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームで両車とも同形式を採用しています。

シエンタより+40mmの車高を持ち操縦安定性ではハンデのあるフリードですが、リアサスペンションパーツの大型化や車体への取り付け箇所の増加などで剛性向上を図り、しっかりした足回りを実現しています。

コーナリングでのロールも少なく、先代よりも10%クイックな設定に変更されたハンドリングは、ホンダらしいキビキビしたフィールです。乗り心地は若干硬めですが、先代モデルから比べればリアからの突き上げやドタバタ感は無く、ミニバンとしては合格点の乗り心地になります。

シエンタも前後にスタビライザーを備え、安定性は確保されていますが、乗り心地優先の柔らかいサスペンションセッティングになります。低速域ではフワフワとして乗り心地が良く感じますが、腰が無いのでコーナーでの踏ん張りが弱く、しっかり感が薄い足回りになります。

極限の限界性能は求められないミニバンですが、走行性能に関しては安心して運転できるフリードの勝ちです。

 

その2 燃費対決

パワーユニットは両車とも1.5リッターのガソリンと1.5リッター+モーターのハイブリッドを準備しています。

エンジン モーター ミッション
パワー
(ps/rpm)
トルク
(kgm/rpm)
パワー
(ps)
トルク
(kgm)
Hybrid シエンタ 74/4,800 11.3/4,800 45 17.2 電気式無段
フリード 110/6,000 13.7/5,000 29.5 16.3 7速DCT
ガソリン シエンタ 109/6,000 13.9/4,400 - - CVT
フリード 131/6,600 15.8/4,600 - - CVT

燃費はハイブリッドが27.2km/Lと同一で、ガソリンはフリードが19.0km/L、シエンタが20.6km/Lとシエンタが僅差で上回っています。

シエンタのハイブリッドは、アクアと同じ「リダクション機構付THS II」を採用し、パワーのあるモーターでなるべくエンジンを回さないユニットです。ホンダのハイブリッドはエンジンもパワフルで、発進時や加速時にモーターで低速トルクを補うユニットで両社の考え方の違いが表れています。

新型シエンタの走り

フリードのデュアルクラッチトランスミッションは初期トラブルも克服し、ダイレクトでシームレスな変速を行います。スムーズな加速、多人数乗車時の余裕などではパワフルなフリードの方が有利です。

ガソリンエンジンも同様で、動力性能やドライバビリティを犠牲にしても燃費を確保するシエンタに対して、フリードのエンジンは吹け上がりもよくホンダらしい気持ちの良いエンジンです。

動力性能に余裕があるフリードは室内の静粛性でも有利になります。シエンタは、坂道や追越し時にはエンジンがうなり、騒音が大きくなるのはハイブリッド、ガソリン共通です。

高速走行時でもエンジン回転が低いフリードは、長距離移動でも快適に過ごすことができます。ほぼ互角の燃費性能ですので、ストレスなく運転できる動力性能との両立ができているフリードを勝ちとします。

 

その3 値段(コストパフォーマンス)対決

新型シエンタの走り

安全装備では、フリードはミリ波レーダーと単眼カメラを使用したホンダセンシングを用意します。

100km/hでも緊急自動ブレーキが作動し、80km/h以下では歩行者の検知も行い、40km/h以下ではステアリング制御で回避操作を支援する機能も含まれたシステムです。

車線逸脱の警報、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示、前車追従式のアダプティブクルーズコントロールも採用しています。

ホンダセンシングの単体オプションは¥108,000ですが、右側パワーライドドア(左側のパワースライドドアは標準)とセットで標準装備化した売れ筋のGホンダセンシング(FF:7人乗り)の価格は¥2,121,600です。

シエンタは赤外線レーザーと単眼カメラを使った、トヨタセーフティセンスCを採用しています。

時速80km以下で緊急自動ブレーキが作動し、レーンキープの警報機能もありますが、歩行者検知はできません。ミリ波レーダーを使用しないためオプション価格は¥54,000と安価ですが機能面ではホンダセンシングから大きく見劣りします。

シエンタのガソリンのGはトヨタセーフティセンスが標準装備で¥2,020,680となり、ナビ、オーディオは両車ともオプションですので、同程度の装備であればシエンタのほうが安くなります。

ハイブリッドモデルでは、LEDヘッドライトを装備したフリードのハイブリッドGホンダセンシング(FF:7人乗り)が¥2,517,600に対し、シエンタのハイブリッドG(FF:7人乗り)トヨタセーフティセンス付きにLEDヘッドランプパッケージとを加えると¥2,496,960になり、ハイブリッドでもシエンタが安くなります。

快適装備などは同じなので安全装備の性能差をどう判断するかになりますが、絶対的な価格の安いシエンタの勝ちとします。

 

その4 販売台数(人気)対決

シエンタの評価口コミ辛口チェック

フリードはコンパクトミニバンの元祖ともいえるホンダ・モビリオ、その後継の先代モデルまで、このクラスのシェアの大半を占めシリーズ累計58万台以上販売されています。ライバル不在のフリードの独走にストップをかけたのが、現行シエンタです。

先代シエンタは12年間販売されたロングライフモデルでしたが、ぱっとしないエクステリアや居住性、動力性能など全ての面で先代フリードのライバルとしては力不足で、細々と1,000台/月程度生産されていました。

満を持して発売された新型シエンタは、新鮮なエクステリアと先代フリードと互角以上の性能をもってデビューし、2016年の年間販売台数(軽自動車除く)では12万台以上を売ってフィットを抜き、プリウス、アクアに次ぐ第3位にまで上昇しています。

先代フリードもモデル末期には3,000台/月レベルまで販売が落ちましたが、モデルチェンジ後は勢いを取り戻し、月販目標6,000台を大幅に上回る好調な販売が続いています。

フリードのモデルチェンジ以降、シエンタと10,000台/月程度で毎月デットヒートを演じており、今のところ数百台という僅差でシエンタが勝利しています。シエンタはプリウスやアクアと同じく、トヨタディーラー全系列での取り扱いです。

フリードは先代モデルのユーザーを多く抱え代替需要が期待できますが、クルマとしての商品力の優劣とは関係なくトヨタの強力な販売力の前では苦戦するはずです。この勝負はシエンタの勝利です。

 

その5 デザイン(カッコよさ)対決

シエンタはトレッキングシューズをモチーフにした曲線の多いデザインで、従来のミニバンイメージを払拭する新鮮なエクステリアです。

フロントとリアのバンパーにはヘッドランプとテールランプにつながる一筆書きのようなガーニッシュが埋め込まれ、フロントはアクアにも通じるスポーティーさを感じます。

インテリアも外観に負けない有機的なデザインで、インパネのモールラインや差し色などにオレンジが使われ欧州車のようなお洒落な内装です。本革やソフトパッドなどの高級素材は使っていませんが、樹脂パーツのデザインやカラーで質感を補っています。

先代よりも広くなった室内は乗り降りの楽な330mmの低床設計で、後席に向かって着座位置が高くなるシアターレイアウトやフラットなフロアなどパッケージングも健全で使いやすくなっています。

フリードはキープコンセプトのデザインで、ぱっと見は先代と大きく変わっていません。フロントはステップワゴンに似た最新のホンダフェイスに変更され、リアハッチと連続するテールランプのデザインなどで高級感もアップし、ミニバンらしいフォルムに磨きをかけています。

ボディのプレスラインや各部のディテールで、先代モデルよりも重厚感はアップしていますが、コンサバティブなデザインなので、すぐに目が慣れてしまいます。

インテリアも先代から続く水平基調のデザインで、開放感があり機能的です。ベルトラインはシエンタよりも低いので、後方や斜め後方の視界も良く運転のし易さもよく考えられています。

居住性もほぼ互角ですが、3列目シートのクッションはフリードの方が厚く、少し狭いですが大人でもきちんと座れます。シエンタは床下収納するためクッションは薄く、3列目はオマケ程度に考えておいた方が良いシートです。

3列目シートの収納時の積載性はシエンタの方が上回りますが、フリードには3列目を廃し積載性を向上したフリード+(プラス)があり、人を乗せるか物を乗せるかの用途によってモデルを選ぶ考え方です。

デザインテイストの方向性が全く違うシエンタとフリード、好みもあるので勝敗を決めるのは難しいところです。シエンタのチャレンジングなデザインは評価したいところですが、運転席からの後方視界が悪かったり、インテリアの操作性もイマイチだったりとデザインの犠牲になっている部分があります。

ミニバンはエモーショナルなエクステリアが必須のスポーツカーとは違うので、コンサバティブでも機能性に優れたフリードの勝ちとします。

 

シエンタvsホンダ・フリード まとめ

コンパクトミニバン5番勝負 シエンタvsホンダ フリード

僅差で販売台数を争う2台だけに、ほぼ互角の勝負となりましたが、ミニバンとしてのトータル性能の面では先代のネガティブな面を改良したフリードの方がおすすめできます。

フル乗車でも問題の無い動力性能と走行安定性や、視界の良いデザインは運転によるストレスが少なく、シエンタを上回る安全装備は子供を乗せる機会の多いミニバンとして安心感があります。

フリードのコンサバティブで地味なエクステリアは、新鮮さではシエンタに到底かないませんが、クルマを道具として使うのであれば問題は無いはずです。

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