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スバルWRX-STI

スバル

スバルの特別なエンブレム「STI」を簡単解説

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STIはスバルのモータースポーツを統括する部門で、かつてはWRC(世界ラリー選手権)で3連覇、ニュルブルリンク24時間耐久レースでの2度のクラス連覇など、その存在は世界でも輝かしい地位を築いてきました。

実は日本国内ではあまり知られていない、このSTIをはじめとするスバルのスポーツモデルについて、分かりやすいようにここで詳細に解説します。

 

スバルスポーツモデルのラインナップは

stisportの立ち位置

subaru公式サイトより

贅沢な技術が注ぎこまれたSTIのバージョン展開をまとめてみます。

STIのスポーツバージョンの展開は4つでその性格は次の通りです。

  • STI(コンプリートカー)→スパルタンな公道を走るレーシングカー
  • STI Sport→輸入車のように上質な内外装と上質な走りを追及
  • S →プレミアムスポーツセダンの皮をかぶったSTI(コンプリートカー)
  • tS(Tuned by STI)→公道で楽しめるモータースポーツライクな車

スバルスポーツモデルのモデル構成

STI(コンプリートカー)

スバルWRX-STIの青

http://www.subaru.jp/

WRX S4: 3,348,000円(アイサイト仕様3,564,000円)

WRX STI :3,790,800円(TypeS 4,114,800円)

ラリーで勝つという使命に必要だったのがコンプリートカーです。WRCでの使用車両には市販ロードカーとしてのホモロゲ―ション(レースで使用する車として年間それなりの販売台数を課す規定)というものがあり、所定の販売台数を一定期間に満たしていることが求められたりしました。

そうした事情から登場した台数限定の特別仕様車はまさしくレースのために生まれた純血種で、逆に考えればレース車両を一般道でも乗れるようにしたモンスターバージョンともいえます。

WRCを勝つための台数限定の特別仕様車にはまず会社の名前STIがつけられました。チャンピオンとなったSTIは発表すればすぐに売れて、当然のようにブランド化します。

スバルがWRCから撤退してから8年が経ちますが現行車種にもSTIはWRXのSTIという形で存在しています。

スバルのレジェンドとなった「ラリーの血統」を表すマークとでもいえるでしょうか。デザイン、性能ともアグレッシブな姿をみせています。

STI Sportは輸入車のような質を追及

レヴォーグSTIの写真

レヴォーグ2.0STI
http://www.subaru.jp/

レヴォーグ1.6STI Sport EyeSight  3,488,400円

レヴォーグ2.0STI Sport EyeSight  3,942,000円

STI Sportは輸入車のように上質な内外装と上質な走りを追及したモデルです。メルセデスベンツのAMGスポーツや、BMWのMスポーツなど市販車にスポーツライクな装備を施したプレミアムモデルといえばしっくりきます。

Sはプレミアムスポーツセダンの皮をかぶったSTI

WRX S4

http://www.subaru.jp/

WRX S4 2.0GT EyeSight  3,348,000円

WRX S4 2.0GT EyeSight  3,564,000円

さて、かつてラリーの勝利でラリー仕様のSTIの評判が過熱したころ、スバルは恒例化したSTIブランド車に加えて、さらに少量に生産を絞った特別企画のSTIといえるSバージョンを出すようになります。

スバルではこのSはプレミアムスポーツセダンを表すと言っています。今ではSは、STIの手が入ったスバルのラインナップという意味合いになっています。

現行車種でいえばWRXのS4 が該当することになります。

tS(Tuned by STI)は公道で楽しめるモータースポーツライクな車

スバルWRX S4 tS

http://www.subaru.jp/

WRX S4 tS:4,968,000円(2018年12月12日まで限定発売)

XV HYBRID tS

http://www.subaru.jp/

XV HYBRID tS 3,326,400円

スバルでWRCからの撤退が検討される頃にはロードカーに対してどのような哲学を表現するのかが模索されることになりました。

モータースポーツに磨かれた車=公道での楽しい車という、場合によっては違和感をもたれかねない哲学にチャレンジしてきたのがtS(Tuned by STI)です。

速く走れる素養は余裕を生むとでもいいましょうか。速く走れるようにチューンされた奥行、それを限界を攻めるだけでなく、軽々とコーナーをクリアできる余裕として使えるようにといった願いが込められた車です。

確かにこの種の余裕は運転の楽しさに繋がることは実感できます。モータースポーツ経験者であればはっきり分かることです。そして誰にでもそれとなく感じられることでしょう。

スバルSTIはレースの血統を持つ特別なブランド

スバルのスポーツブランドがSTI。STIが展開するチューンナップバージョンの特別仕様車はSTI(スバルテクニカインターナショナル)というレースのために生まれた連結子会社が開発している車ということになります。

世界の自動車メーカーの例でいえばBMWにおけるM社、アルピーヌを前身とするルノーにおけるルノースポール、国内メーカーでいえば日産におけるニスモなどが同じような関係でイメージできます。

 

STIが持っているひときわ強烈な個性

そのなかにあってもSTIコンプリートカーの個性は強烈です。STIという会社の始まりは世界でも稀な存在となっているスバルの水平対向エンジンと、これまた世界に先駆けたAWDの組合せという挑戦からのことです。

(AWD=オールホイールドライブ=スバル流の4輪駆動の呼び名)

アウディとともに4輪駆動の先端を進んで

悪路の走破性をオフローダーでない乗用車にも取り入れようとして始まったこのAWDへの挑戦は、ライバルとなったアウディのクアトロシステムと競い合うことになります。

フルタイムAWDのトラクション能力を生かした走りの良さを実現するために、スバルの挑戦は進んできたのです。

WRC世界チャンピオンの獲得で成果は結実

その成果はWRC(世界ラリー選手権)でのチャンピオン獲得などの足跡を踏みながら、今では完成形といってもいい特別な領域に達していて、STIのブランド価値を全世界に知らしめる、確かな地位を確立しています。

電子制御で華開いた技術革新AWD

スバルのSTIの車がスポーツ性能で特別な評価を得ていることについては、AWDの電子制御の進化は大きな要因です。

4つのタイヤがそれぞれ駆動すれば、路面を蹴りだすトラクションは確かなものになります。反面、だからこそ前後の差動は安定感を損なう力になりかねませんし、コーナーリングにおいては左右の内輪差が問題を起こします。

スポーツドライブで重要な要素、荷重移動などの運動要素に従ってトルクを自在に電子制御で配分できるようになって、このフルタイムAWDは本領を発揮するようになりました。

さらには4輪それぞれへのトルクベクタリングへと技術は展開しています。

スバルお得意の水平対向エンジンとの相性は抜群

スバルの水平対向エンジンはとてもバランスの良いエンジンです。低重心で、左右均等に配置される構造なのでピストンの上下運動をクランクシャフトに伝えて回転運動にするのにもバランスがよいのです。

またスバルでもシンメトリカルとして強調しているこの長所は、各輪への重量配分のバランスの良さとなって電子制御で技術的成功を達成したAWDとの相性のよさを見せます。

スバルの特別なエンブレム「STI」のまとめ

水平対向エンジンとAWDの組合せが生む走行感覚は、すでにあらゆる駆動系がみせる走りの中でも優れた個性を発揮するレベルにありますが、そこはSUBARU、これで進化が止まる訳ではないでしょう。

このSTIの車を持つ優越感に加えて、これから更にどんな進歩を遂げていくのかもまた楽しみということです。

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