トヨタの人気コンパクト、アクアの商談値引きポイントは何でしょうか?
アクア値引きポイント
新型アクアの値引き目標を徹底調査レポート【2024年4月】
■アクアの値引き目標 ■
・目標値引き総額 22万円
・本体値引き 20万円
・オプション値引き 2万円程度
・納 期 5~6か月
このクラスにはほかにもマツダ2やスズキスイフトなどの魅力的な車が多いので、ライバルを効果的にチラつかせながら大幅値引を目指します。
車両本体+オプション値引きで合計22万円以上が出ればいい額です。
ライバルであるホンダフィットハイブリッドや日産ノートをぶつけることが王道で、これにトヨタ同士の対決を絡めていく作戦が効果的です。
実は同じトヨタのヤリスと商談対決させるのも効果的です。
アクアの基本値引き交渉方法
大人気車種のトヨタ『アクア』は、はっきりいってディーラーの営業マンにしてみれば「黙っていても売れる車」です。
わざわざ値引きまでしてセールスしなくても、お客さまのほうから「買いたい!」と寄ってくるほどの大ヒット商品ですから、実際にディーラーで値引き交渉してみた感触は「意外と渋い」といった印象です。
ここでは、実際にトヨタのディーラーで成功した「アクアの値引きテクニック」を大公開します!
値引き商談に入る前の準備
1.メイン車種と、対抗車種を全部で3車以上選定します。
アクアのライバル、日産マーチ、ノート、ホンダフィット、マツダ2、スズキスイフトあたりとぶつけます。
2.それぞれの車種が、近所のどこのディーラーで取り扱っているか確認します。
(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)
3.下取り車の年式・グレード・走行距離をチェックします。
4.面倒ですが、下取り車の査定額はネットで必ず確認しておきます。
ネットですぐに下取り価格が把握できるので、査定額の目安を頭に入れておきます。
1回目の値引き商談はどうする?
値引きを成功させるために、はじめてのディーラー訪問でおこなうべきことは次の5つです。
- 現車をしっかりチェックする
- 必ず試乗してフィーリングを確認する
- 今乗っている車の下取り価格を査定してもらう
- ローンを利用する場合ははじめに伝えておく
- 見積もりは口頭ではなく書面でもらう
初めての訪問では「よいお客様」を演じきること。初対面からグイグイと値引きばかりを要求するのはよくありません。
営業マンに「このお客様は上客だな」と思ってもらうことが第一です。
今後行われるであろう何度かの商談のなかで、よりよい条件が提示されやすくなるでしょう。
そして、ローンを利用する場合は初めに話しておく方がスムーズです。ローンの利用で値引き率がアップする場合が多いので、忘れずに伝えましょう。
会話のポイント
①他の車と迷っているフリをする
②本命の車はあいまいにしておく
2回目~最終値引き交渉では
①最後の大詰めは、ディーラーがゆっくり対応してくれるであろう比較的暇な時間に訪問します。
平日がおすすめですが、仕事の都合などで難しければ休日の夕方から夜にかけての訪問がよいでしょう。
②希望の金額に近づいたら最後に端数を切り捨てます。たとえば、200万8,000円と明示されたら、200万円なら購入する旨を伝えます。
③各種ローンにはキャンペーンで金利の安い時期があるので、事前に調べておくのもおすすめです。
④納車の際には、ボディーコーティングをサービスして欲しい、ガソリン満タンにして欲しいといった要望を伝えて飲んでもらえたら完璧です。
アクアの値引き商談見積書をレポート!


Aさんが商談で取得した見積書をチェックしましょう。
【見積もり書】アクア X の値引き額は?
まずは「S」の見積書をチェックします。支払総額は276万円!結構お高いんですね。
グレード | アクア X(税込み) |
車両本体価格 | 2,090,000円 |
車両本体値引き | ▲194,670円 |
オプション価格 | 664,950円 |
諸費用 | 199,720円 |
支払総額 | 2,760,000円 |

Aさんが選択したオプションの内訳
オプション名 | 金 額 |
特別色 プラチナホワイトパールマイカ | 33,000円 |
スペアタイヤ | 14,300円 |
LEDパッケージ | 110,000円 |
BSM/PKSB | 74,800円 |
PVM | 44,000円 |
ドライブレコーダー | 57,420円 |
フロアマット | 14,300円 |
プレミアムコート | 121,000円 |
スカット360 | 24,200円 |
ETC | 22,990円 |
ナビキット | 115,280円 |
バイザー等 | 33,660円 |
合計 | 664,950円 |

必要な装備のオプションを選んだら、車両価格以外にオプション合計で約66万円!となりました。
営業マンの裁量で引けるのは、値引き額約19万円ということですが、コンパクトカーにしては大きな値引き額です。
【見積もり書】アクア Zの値引き額は?

こちらも301万円と高めの総支払額が出てきました。
グレード | アクア Z(税込み) |
車両本体価格 | 2,400,000円 |
車両本体値引き | ▲199,670円 |
オプション価格 | 598,950円 |
諸費用 | 210,720円 |
支払総額 | 3,010,000円 |

Z は標準装備が充実しているためのオプションは X より66,000円ほど安くなっています。
気になる Z の値引き額ですが、X と同額の25万円が提示されました。
Z は車両価格が高いので、X よりも値引き額UPを期待していたので残念です。
実際のアクアの値引き体験談をマスターが辛口チェック

かなり心が動きましたが、値引きマスターの言う通り「前向きに検討するので少し考えさせてくれ」といって帰りました。

初回商談ということですが、車両本体からの値引きとオプションからの値引き額が明確に提示されていないので、オプションからいくら引けるのか確認しましょう。
日産ノート、ホンダフィットなどのライバル車をぶつけて、もうひとがんばり、総値引き22万円を狙いましょう!

どんなに古い車でも必ず査定はしましょう。あきらめないでください。
軽自動車から外車までOK
アクアを残価設定ローンで購入した場合のシミュレーション
最近利用が増えている残価設定クレジットを利用した場合の支払額を検討しましょう。
アクア 残価設定クレジット利用時の支払額 | ||||
グレード | X | Z | ||
頭金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
支払回数 | 36回 | 60回 | 36回 | 60回 |
初回 | 58,962円 | 47,041円 | 65,738円 | 49,296円 |
2回目以降 | 58,900円 | 41,600円 | 62,800円 | 44,900円 |
分割手数料 | 158,462円 | 243,241円 | 174,938円 | 267,496円 |
最終回支払 | 856,900円 | 543,400円 | 984,000円 | 624,000円 |
残価率 | 31.0% | 19.7% | 32.7% | 20.7% |
利息 | 2.90% | 2.90% | 2.90% | 2.90% |
頭金0円で計算しているので月々の支払額は多めになっています。
2回目以降の支払額で X と Z の違いは、36回払いで3,900円(58,900円と62,800円の差額)です。頭金を入れる予算があれば月々の支払いは楽になります。
残価設定クレジットで買うなら、3,900円/月程度の差額であれば、車両価格の高い Z でも負担感は少なくなります。
アクアをトヨタのサブスクリプションKINTOで購入する
トヨタ車の購入方法はローンや残クレだけではありません。
最近はKINTOというサブスクリプション(定額)サービスを利用する人が多くなっています。
KINTOでは税金、保険、メンテナンス費用だけでなく任意保険や車検までも月額でコミコミ料金。
ローンや残クレと違って、維持費用が定額なので予算計画も立てやすいことは大きなメリットです。
KINTOが向いているのはこんな人
- 税金などの維持費用もコミコミ定額で支払いたい
- クレジットカード払いにしてポイントを貯めたい
- 3年、5年、7年などの期間で新車に乗り換えたい
- モデリスタ、GRシリーズに定額で乗りたい
KINTOの車では喫煙やペット乗車が禁止されているなど、一定の制限がありますのでデメリットも比較したうえで検討しましょう・
\トヨタのサブスクで新車をGET/
アクアの未使用車・中古車情報

アクアクロスオーバーのオレンジパールクリスタルシャイン
トヨタの販売戦略もあり、残念ながらアクアの未使用車はあまり市場に出ていません。

好みの色やグレードが見つかれば、新車のように納車まで数か月待つことなく、かつ安い値段で、高年式のアクアに巡り合えるかもしれません。
【ライバル競合作戦】アクアのライバル車と競わせ値引きアップ
アクアのライバルたち
区 分 | 車 名 | 備 考 |
宿命のライバル | ホンダフィット | この名前を出せば営業マンの闘志がわくライバル |
標準ライバル | マツダ2、日産ノート | 同じカテゴリーの強敵たち |
周辺のライバル | スズキスイフト、トヨタルーミー・タンク | こちらもライバルとして検討 |
身内のライバル | ヤリス | 同じトヨタの身内ライバルを競わせる |
商談では宿命のライバルホンダフィットやアクア・ヤリスのトヨタ勢を中心に、自分の気になる車を相見積もりで比較します。
初めは本命ではない車でも、営業マンの対応や値引きで気持ちが動き最後には購入していた、ということはよくあります。
ライバル車①ノートe-POWER
トヨタ『アクア』の最大最強のライバル車といえば日産『ノート』です。
自販連が公表している新車販売台数はノートとアクアが1位・2位を争う状況が続いており、多くのユーザーが「アクアか?ノートか?」の二択で新車を購入しています。
ノートといえば2代目4回目のマイナーチェンジで登場した『e-POWER』に注目が集まるところでしょう。
ハイブリッドシステムでもEVでもなく、ガソリンを燃料に発電して走行するe-POWERは37.2km/Lという驚異的な低燃費を誇っています。
アクセルペダルだけで加速・減速する新感覚の運転性、駆動は100%モーターに依存しているため静粛性もバツグン、意外なほどの加速性など、ノートならではのスペックが満載です。
当然、トヨタの営業マンもノート・ノートe-POWERを猛烈に意識しているので、競合させて値引きを引き出すなら最高の材料となるでしょう。
ライバル車②ホンダフィット
コンパクトカーを購入しようとしている人の間では「フィットか?アクアか?」といわれるくらいの比較対象となるのがホンダ『フィット』でしょう。
フィットハイブリッドの燃費性能はJC08モードで37.2km/Lと公表されており、アクアに匹敵する低燃費を誇っています。
また、フィットにはホンダ自慢の『i-VTECエンジン』を搭載したガソリン車がラインナップされていて、しかも燃費性能は24.6km/Lとハイブリッド車に迫る低燃費です。
しかもフィットはセンタータンクレイアウトを採用しているため、アクアと比較すると室内の居住性が格段に良好。
4WD車もラインナップされているので、特に寒冷地などでは人気が集まりやすくなっています。
トヨタの営業マンもフィットを強くライバル視しているため、アクアの値引きを引き出すならまずはホンダのディーラーでフィット・フィットハイブリッドの見積もりをゲットしておきましょう。
ライバル車③マツダ2
新車販売台数ではアクア・フィット・ノートに及ばないマツダ2ですが、アクアにはない性能を持っているためライバル車として意識できるでしょう。
伝統的に「走り」にこだわるマツダは、コンパクトカークラスのマツダ2にも4WDをラインナップしています。
クリーンディーゼルエンジンを搭載している『XD』では、2WDで税込み181万4400円、4WDが201万9600円とアクアに並ぶ価格帯です。
軽快な走りとJC08モードで26.4km/Lという低燃費を両立させているマツダ2ですが、問題はマツダの販売店が徹底的に「値引き数万円」を断行している点です。
ライバル車④トヨタヤリス
新車販売台数ではトヨタが販売しているコンパクトカーの中で常に上位にランクインしている『ヤリス』もアクアのライバル車として考えることができます。
2020年の2月に旧ヴィッツから新型ヤリスに生まれ変わり人気が急上昇しています。
アクアの値引きを狙うなら、まずはヤリスを引き合いにして値引きを引き出すのがベストでしょう。
【ディーラー同士の競合で値引きアップ】別会社のトヨタディーラー同士で競合させる
トヨタのディーラーは、4つのチャネルにわかれています。
・トヨタ店
・トヨペット店
・カローラ店
・ネッツ店
チャネルによって取り扱い車種が異なるため、欲しい車が異なれば基本的には競合することはありませんが、トヨタ『アクア』についてはトヨタ全店で取り扱う車種になっています。
全国のトヨタの販売店は、トヨタ直営店舗ではなくほとんどが地元の地名士や大手企業が経営の母体となっていて、ある意味で「トヨタだけどトヨタじゃない」といった経営形態になっています。
つまり、近所で同じく『トヨタ』の冠をもった販売店でも、実は「会社が違う」ということがあるわけです。
トヨペット店を訪ねて見積もりをもらい、別系列のカローラ店で「あちらではこの価格だけど…?」と値引き交渉することが可能になります。
とくに県境あたりにお住まいの方だと、お隣の都道府県の販売店も競合を持ちかけることができるので有利ですね。
新しいトヨタモビリティの動きに注目!
2020年から、トヨタ系の4販売会社が統合して「トヨタモビリティ」という1つのディーラーになります。 具体的には「トヨタモビリティ○○(都道府県名)」となります。(東京は一足早く2019年から実施済み) これまでの4系列販売では販売車種が限られており、例えばカローラは「トヨタカローラ店」でしか買えませんでした。 これからはトヨタモビリティで、すべてのトヨタ車を買うことが可能です。トヨタモビリティのメリット
トヨタモビリティのデメリット

もはやあたりまえ!ネットの下取り査定を活用
値引きには限界があるので、最後は下取り車の査定額アップで締めくくります。
ネットが普及した現在は、下取り車の価格を把握することが大切になりました。
自宅からでもわずか数分で査定額の概算がわかります。
商談に行く前に必ず愛車の査定額を把握して出かけましょう!
【新車値引き裏ワザ】面倒でもディーラーに行く前に車の査定額を出しておく
ディーラーへ商談に行く前に面倒でも下取り価格の調査をして行きましょう! ネットで手軽に査定できるので商談前に査定して、ディーラーの下取り価格が適正なのかどうか判断ができるようにします。


軽自動車から外車までOK